4/19、門別6R・スーパーフレッシュチャレンジ(ダート1000)に愛馬クリスタライズが出走。世代最初の新馬戦を圧倒的な内容で見事な完勝を飾ってくれました。
この日の馬体重はメンバ中で最も重たい476Kg。2番目に重たいのがカプセルの460Kgでしたので、他馬よりも1回り大きな印象です。このまま順調に成長すれば、500Kg台で競馬をすることも出来そうです。
問題のスタートは不安を吹き飛ばすようなロケットスタートを決めると、鞍上が迷いなく押し出してシッカリとハナを取り切りました。脚を使う結果にこそなりましたが、1番枠からはこれ以上の選択は無かったと思います。
そして、自分が感じた最大のポイントはここから。一気に押し出したにも関わらず、先頭に立つとキッチリと折り合って、脚を貯める競馬に移行して見せてくれました。半姉が気性で苦労している状況を鑑みると、この操縦性と従順性には正直驚かされました。
レースは馬場の内から1頭分空けた状態で、先頭のまま3角~4角を回ると、なし崩し的に後続に脚を使わせます。抜群の手応えのまま4角を回ると、番手を追走して来たコスモタラゴンに並びかけられますが、そこで追い出されると2段ロケットに点火。後続に追従を許さぬまま見る見る引き離すと、最後は3馬身差を付けての圧勝となりました。
勝ち時計の1:01.1は極めて優秀ですが、それ以上に逃げて上り最速の37.5を記録した点が驚異的です。限りなく強い競馬をしたと言えますし、それを素質馬が集まったこの舞台で展開したことは、本馬が「世代の中でも飛び抜けた存在である」ことを示しました。
「先行力があって、末脚がキレて、気性も折り合う」となると、全く死角が見つかりません。残る距離適性については、鞍上の井上Jは「1200までは大丈夫」とコメントされていますが、佐々木師は「中距離~長距離をこなせそう」とコメントされています。流石に「長距離」は口が過ぎたと思いますが、1600まで守備範囲に出来るのであれば、クラブの大先輩ドライスタウトに続く、全日本2歳優駿への出走も究極の目標として浮上します。
今後の予定については当面の目標を6月末の栄冠賞(ダート1200)に置きつつ、可能ならば間にウィナーズチャレンジを挟むことになりそうです。恐らく、このレースで大きなダメージを負ったことは無いと思いますので、月1回のローテーションは十分組めると思います。
順調に栄冠賞を取れれば、秋には兵庫ジュニアGP(Jpn2)が狙えますし、着実に経験を重ねて行ければ、可能性は無限に広がっています。
※本ページに掲載した写真は全て(Twitterアカウント)おでぶちん様よりご提供を頂きました。