8/6、新潟11R・レパードS(G3・ダート1800)に愛馬ミスティックロアが出走します。同額賞金馬同士の抽選を突破して、晴れて出走権を獲得することが出来ました。「最大の敵は抽選」と言う評も見られた様に、先ずは大きな壁を突破できた状況です。
2勝馬の立場からG3に挑戦することについては、「無謀な挑戦」と判断される方もおられる様ですが、自分の見解は「十分に勝算のあるレースに挑戦できた」と考えています。そもそもレパードSはG3とは言え世代限定戦であり、過去5年間でもハヤヤッコとケンシンコウの2頭が2勝馬の立場から見事勝利を収めています。この事実からも「2勝馬の挑戦が無謀」と言う評価は適当とは言えないでしょう。
加えて、今年の出走メンバには「JDD組もいなければユニコーンS組も見つからず、3勝馬も4頭しかいない」と言う、近年でも稀な低レベルな出走メンバになっています。ここは、「美味しいレースにエントリーすることが出来た」と考える方が妥当でしょう。
そう言う意味で、本走のミスティックロアの最大の敵は自分自身にあると思います。何しろ、馬場入りすると気性のコントロールが効かず、それでも「能力だけで勝ってしまった」と言うのがこれまでの本馬のレースでした。流石に今回のメンバに入ると能力だけで勝つことは難しく、自分の得意な形で競馬をすることがポイントになってきます。
問題は「どのような展開の競馬を陣営が狙っているのか?」ですが、理想は「1角~2角を中段でロスなく周り、バックストレートから早目に仕掛ける競馬」ではないかと思います。その為には、スタートを無難に決めた上で、ある程度流れる展開になることが望ましいと考えられます。
そこで枠番を見ると、本馬よりも外枠にパクスオトマニカ・ルクスフロンティア・エクロジャイトの先行脚質馬が入りましたので、恐らくはこれらの馬がハナを奪い合う形で序盤のペースが上がることが予想されます。ミスティックロアとしては、この3頭を先に行かせてしまって、その後ろのポケットに収まることが理想のポジションになると思います。懸念されるのはこれらの馬が前をカットすることで、本馬が行きたがってしまうことですが、そこはペースが流れることで、我慢できることを祈るよりありません。
幸い、鞍上はリーディングジョッキーにして本馬の主戦の川田Jですから、上手に御してくれるものと信じています。4角出口を先頭を伺う形で回って来ることが出来れば、あとは本馬の能力に全てを託すよりありません。