10/8、東京1R・未勝利(ダート1400)に愛馬サミアドが出走します。新馬戦で2人気に推されたにも関わらず、13着と人気を裏切った本馬ですが、1か月の間を空けての続戦になります。前走は並みのスタートから二の脚が使えて、楽に先行ポジションを確保することに成功しましたが、バックストレートから早々に手応えが怪しくなり、3角では失速する状況になりました。正直、見所の無い競馬になったと思います。
そもそも、基本的に能力よりも評価が下回ることの方が多いグリーンF所属馬で、新馬戦を2人気に推されると言うのはレアな状況であり、「それだけの評価を得るだけの調教の動きがあった」ことを示しています。そうなると、問題はここまで人気を裏切った原因の分析です。
ダート適性に関しては楽に先行ポジションを取れたことから問題は無いと考えられ、キックバックに関しても鞍上の菅原Jは問題なかったとコメントされています。そうなると、早々に失速してしまった原因として考えられるのは「距離1800Mは長過ぎた」でしょう。統計的に、シャンハイボビー産駒の好走条件は1400M以下に限られています。
そして、もう一つの可能性が「暑さ負け」です。実際、前走9/10の船橋の気温は30度近くを記録しており、黒毛の牡馬である本馬には相当堪えた可能性があります。
これに対し、今回は距離を1400Mに距離を短縮しますし、気温も秋風の吹く過ごしやすい気候に変わっています。中間の追い切りも好時計を記録していることから、変わり身を期待する条件は揃っています。
実際、新馬戦を2桁着順に大敗すれば「放牧して立て直す」のが普通だと思うのですが、在厩のまま続戦を選択したと言うことは、「前走は本来の能力を発揮できていない」と陣営が判断していると考えているとも想像できます。
取り敢えず今走については、着順や相手関係は考えずに、「普通に競馬の出来る所」を示して欲しいと思います。