10/9、東京9R・昇仙峡特別(2勝C・ダート2100・ハンデ)に愛馬ローズボウルが出走します。夏を全休した後の前走を9着に敗れた本馬としては、1つ叩いてピリッとして欲しいレースになります。
春競馬の成績を見る限り「現級の上位勢力の一角に位置する」と考えて良い本馬ですが、気になるのは昨秋の不振です。正に、昨年の昇仙峡特別特別にも出走し、同じく武藤Jを鞍上に10着に敗れています。しかも、馬場状況が重になりそうな所まで合致しており、何とも嫌な予感の拭えないレースです。
只、昨年と決定的に違う点は、春競馬からホライゾネットの代わりにブリンカーを着用している点です。2勝Cに昇級後、ブリンカーを着用するまでの成績が0-0-1-0-4に対し、着用後の成績は0-1-3-1-2に激変しています。昨秋の不振脱出のトリガーはブリンカー着用にあったと考えれば、「昨年と同じ状況にはならない」考えたいところです。
また重馬場に関して、「ローズボウルは時計の掛かる馬場状況の方が有利」と過去に林師がコメントされていますが、実際の重・不良の成績は1-2-0-0-2であり、決して見劣りするものではありません。
相手関係を見ると、目の上の瘤であるラフルオリータが今回もいますし、初ダートで一変したレッドベルアームも相当な強敵です。これらと並んでトップハンデを負わされたローズボウルとしては厳しいレースになりそうですが、取り敢えず前走の9着を払拭して春競馬相当の競馬を期待したいところです。
前走後の林師からは「休み明けで反応が鈍かったです。」のコメントがされていますが、もう1つの可能性として、あの日の船橋は最高気温が33度に迫る猛暑日であり、「夏が苦手」と言われる本馬には厳しい条件であったことが上げられます。その点、明日は雨模様で気温が20度を下回る予報ですので、一変は十分に期待して良いと思われます。